リオのカーニバルとコンドーム
今年も2日間、
ブラジルはリオデジャネイロでサンバカーニバルが開催された・・
写真はロイター他・・から借用
日本では、サンバカーニバルの様子が報道されるとき、
必ず、開放的な、裸で、セックスが、なんて話になるわけで、
今年も、コンドームが何万個配布されたのって話が興味本位に
報道されがっかりした・・
サンバの起源や歴史を、あまり詳しく語る気はないけれど、
やはり、サンバの本質をしっかり語る記事があってもいいかと思う、
特に今年は、ブラジル移民百周年をテーマとしたチームもあったし
サンバを周知するいい機会でもあったはずだ・・
少なくとも、他国の文化に余りに軽薄なコメントは控えて欲しい
肌が過剰に露出しているという表現は、
もともと裸族の彼らに失礼だ、
美しい身体を維持し、美しいファンタジーアで着飾った人々を
そのまま素直に、ただただ美しいと、小生は思う
各チーム(大きなチームは3000人から5000人といわれる)ごとに、
毎年テーマを決め、物語を山車や飾りで演出し、
オリジナルの音楽でもって
演奏者、踊り手、様々な支援スタッフまで分業化、
決められた時間内に、決められた距離の中で、
精一杯、歌い、踊り、演奏し続ける
チームごとに採点され、
優勝チームが決まり、
その栄誉をたたえられる・・
この2日間のために1年を過ごすサンビスタ(広義に・サンバをする人)も多いと聞く、ただの仮装行列ではないし、ましてセックスのための前戯の踊りなどではない、
激しい太鼓のリズムという表現もあるがサンバは2拍子だ、
もちろん、コンドームを配る事態が物語るように、
性欲がまったく暴走しないか?
といえばそんなことはないし、問題になっていることも確かだ、
だが、それしか報道しないという姿勢はどうなんだろうか?
日本のメディアがおかしくなったのは、
キャッチーな部分のみをピックアップして
前後の脈絡を無視する傾向にあるという点だ・・
リオデジャネイロに、普段は柵がされ入れない
「サンボドローモ」という通りがある。
通りの両サイドには観客席もあり本格的な照明も整備されている、
この場所こそが、リオのカーニバルのメイン会場だ、、
サンバチームがテーマを競ってパレードする場所、
1年に一度だけサンビスタが行進を許される聖地だ
沢山のサンビスタが一年間の生活や財産を注ぎ込む、このサンバ、
この聖地をカバキスタとして、一度足を踏み入れてみたい(^^)