マヌーシュについて
マヌーシュという聞きなれない言葉がある・・
マヌーシュスイングといえば、ジャンゴラインハルトに代表される
ジプシースタイルのジャズのことを言うのだが
じゃあ、マヌーシュとはなんぞや???
マヌーシュ・・
MANU・・
Man・・
実は「人」のことらしい、
フランス北部地方で呼ばれるジプシーの人たちのことで、
フランスではチガーヌと総称するようだ、
いまヨーロッパでは一般にロマ民族と呼ばれていて
ロマは複数形で、ロムが単数形
・・いずれにしても「人」の意、
ジプシーはもともと「エジプシャン・・」・・
つまり、エジプトから来た人の意味で
「・ジプシャン・・」「ジプシー」と変化したらしい、
どうもこの呼び方は歴史的に差別用語として用いられてきたらしく、
いまでは各国で別の呼び方もある、
ただ、イギリス人はジプシーと呼ぶらしい、
元「ポリス」のスティングが
エジプシャンとか、トラベラー的な歌詞を書くときには
ジプシーのことを言っているのかも知れない
彼の音楽は、多分にマヌーシュスイング的要素があると以前から思っていた
ロマ民族のアイデンティティはこうした音楽の世界ひとつをとっても
他民族の文化に多大な影響力を持ちながら生き抜いている
ナチスによる弾圧から、日常的なさまざまな小さな差別にいたるまで
いろんなことがあったんだろうなと想像できるが
実に強靭でしなやかな美しい文化だ
小さな子供の頃から、独自の文化を「血」として受け継ぐってのは
とても素敵なことだと思う
たまには
こんな天才もいる・・14歳
いや、、たまにじゃないな~~
彼はこんなのもやるが、血の濃さを感じるね
こういうの聞くと、かなりいるんじゃないかな~
Sandro Rojのバイオリンを聴きながら、、
チベット文化の復興を願う、、
そんな気分になる
ある番組で、中国人ジャーナリストが、、
「人権は勝ち取るものだ」的な発言をしていた・・
人権は、勝ち得るものじゃないだろうに
人権てのは、生まれながらに「ある」もんなんじゃないのかねぇ
自分たちにない素敵なものを迫害して押し込め封じ込めようとする、、
動機は「恐怖」なのかな・・
崇高なものに否定されるかもしれないという
自己崩壊の恐怖、、、
しかしそれもまた数千年受け継がれた「血」だとしたら、、
何も言えないしなぁ、、
日本人て
何なんだろうなぁ
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