新聞記事を読んでいると、
記者のセンスがうかがい知れる
沖縄の場合、地方紙しか無いに等しく、
それに掲載される記事は、たまには共同通信などの独自取材でない配給記事が九割以上なんて日もある
そんな中で、今回の総裁選についてのいくつかの記事を読んでいて
こりゃ大手新聞社の記事(インターネットで読む記事)とかぶりすぎじゃないのと、失笑した
まあ伝える内容が内容なので似て当然なんだろうが、もう少し独自目線の記事を書いて欲しいものだ、、
さて、総裁候補が五人に絞られたと見出しがあった
麻生、
与謝野、
小池、
石原、、そして
石破の五氏になったとのことである、、
まだ、出馬の手続き完了まで猶予のある中で、
あたかも五人で確定したような記事を書いてしまっているが、、、
このような傾向は、スクープ狙いの三面記事にはありがちで、
予想や予言のようなものでしかない、
それを、一面記事でやってはいけない、
棚橋、
山本、
塩崎(?)の三氏、他にも模索中の議員もいるはずだ、
地方紙記者の限界なのか、デスク、編集長がお調子者なのか(^^;;
「うちの新聞に一面記事はない」と開き直っているかのようだ、、
笑い事ではないが、
やはり笑ってしまう
こういうとき読者は、
選挙に誰が出るか?誰が総裁になるか?といった
予想屋のようなバラエティっぽい記事ではなく、、
出馬を模索する議員たちが、
しかと何を見据えて「立つ」のか、
それが知りたい、と思ってはいないか?
その取材がなければ、記事としてまったく意味が無い、、
一部中堅議員の匿名インタビューを紹介して、、
「出馬は、どうせ売名行為でしょう」・・なんてコメントでくくるような
テレビ報道でよくやる匿名性で本音を引き出したかのような記事は、
情報ソースを重んじるジャーナリズムには実はふさわしくない、
その類は、いくらでも脚色できるからだ
総裁選の本質とも、国民生活の行方とも無関係な記事ばかりで、
本命が麻生氏というだけあって
「劇場型」ならぬ「劇画型」ということかと、何ともオチが軽い
麻生さん10%消費税どうすんの~(爆
「総理をねらう男」がキャッチフレーズの、民主党河村たかし議員、
当人を見ていると漫画の主人公にすら見えることもあるが、
さすが「ねらう男」だけあって、常に自身のマニフェストを掲げている
先の「どうせ売名行為」などと言った(かどうかは本当は分からない)
自民の中堅議員は、自身のマニフェストはお持ちなのか??
国会議員になれば、国のトップを目指すのは当り前、、と、
庶民感覚からは、そう思うわけで、
マニフェストなど、議員に当選したら各自、いざというときのために
暖め育てているものだと
これも当り前のように思っていた・・
だから、、
正直なところ、総裁選に出馬しない議員の気持ちは分からない、
総裁候補を推すならともかく、なぜ手を上げない、、
なぜ議論しない?
器の大きさを自覚されたか?
それとも、志が低いのか?
それなら「黙ってなよ!」、、てなもんだ、
少なくとも、立った議員に関しては、
こと細かい政策と、政策討論を聞いてみたいと思う
読者は、それら個々の政策を、メディアを通してしか知り得ない、
ブログや個人サイトが最近充実してきているので、100%ではないが、
まだまだ、メディアを経由してくる
それほど、メディアの役割は大きい、
メディアに役割を放棄され、情報を歪曲され捏造され、
面白みのある言葉尻だけ伝えられたら、まさに劇画だ、
国民の知る権利、、
「媒介する」役割をしっかり負っていただきたい
先日、日米の沖縄返還に関する秘密合意文書について、
ひとつの裁判所の判断があった
名誉を回復できなかった西山記者には同情しているが、
文書公開請求はこれからだ、、
国は文書の存在を否定し、司法は判断を放棄するなかで、
意識の高いジャーナリストや弁護士を中心に95人が公開請求している
沖縄県民にとって、戦中戦後の歴史にはどこか曖昧さが付きまとう、
またここでも、ジャーナリズムの役割は大きい