メラミン

JaM

2008年09月18日 17:21

また中国か!

正直、驚くというよりはあきれる、、
国家としての成熟度の低さは、
オリンピックの舞台裏からも垣間見えたが、
世界の台所事情を支えるようになって久しいが、
状況悪化の一途だ、、

方向性を誤らなければ、すでに世界から賞賛される国になりえたが
いまや無理な相談か、、

今回、粉ミルクに意図的に混入させて、
人的被害を出したことでクローズアップされた毒物、

メラミン(melamine) は、そんな珍しい有機化合物ではない、

メラミン製の食器は各家庭にひとつやふたつあるだろう、
プラスチックのような「割れない食器」と言えば誰もが思いつくかもしれない

メラミンはC3H6N6・有機窒素化合物の一種で、
窒素化合物ということで、粉ミルクのタンパク質含有量の検査に偽装目的で混入され、含有量をパスし、出荷されてしまった。。
メラミン自体は少量なら毒性が低いからと、窒素量でタンパク含有量を測る検査の盲点を突き偽装された、
金のためなら何でもやる、悪意としか考えられない事件だ。。

メラミン樹脂としては、メラミンをホルムアルデヒドと反応し樹脂主原料とされるが、これが食器などのほか、工業用樹脂として大量生産されている。それにしても、樹脂の製法を聞けば、メラミンにホルムアルデヒドと、猛毒ばかり組み合わせて出来たものが、本当に安全なのかと、、やはり化学工業の世界は、安全よりも効率、、効率のあと安全検証という逆手順を思わせるケースが頻繁だ。
もちろん、メラミン製食器は、ざっくりと安全性は確保されているようだが・・、

昨年も中国産ペットフードが北米に輸出され、ペットが腎不全で死亡するという事件があったばかりだ。それもメラミンが混入された例だった。

メラミンはもともと尿素から製造されるため、尿中、腎臓内において可溶だ、、いくつかの物質と反応してメラミンシアヌレートという腎不全とかかわりの深い物質を生成する。

今回報道されている三鹿集団製粉ミルク、も、やはり腎臓にダメージを与えた、、すでに乳幼児の腎臓結石患者が多数発症して数名の乳幼児が亡くなった。まったくひどい話だ。


悪意といえば、
事故米の事件が波紋を大きく広げている、、
そして、無関係を装う農水省といい、、
結果、故意と言われて言い逃れできるレベルではない、
もし、安全管理を怠り、やるべき仕事をしなければ、
それは、故意であり、悪意だ、、

同様、監督する立場にある政治家もしかりということだ

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