認可外保育

JaM

2008年10月04日 00:49

沖縄の場合、認可園の基準を満たさない
認可外の保育園、保育所、乳児園など数多くある
441施設、17300人(4月1日現在)

その認可外園への予算として、
1施設あたり13万円の補助金が出ることになった、、

計5500万円、、
さてこの13万円、、多いのやら少ないのやら、



仲の良い友人が、乳児園を経営していた、、
「していた」というくらいなので、廃業したのだが、
常に経営の苦しさを訴えていた、

好きではじめた預かり保育だから、そりゃあ一生懸命だった、、
日々の子供たちへの対応や保育の記録、バラエティに富みよく考えられた昼食やおやつ、さまざまな行事も積極的にこなして、
本当に穏やかでありながら、活気ある、子供たちの笑顔あふれる園だった

認可外施設の中には、ただの営利主義で、安価でべらぼうな人数を集め、経験が少なく優秀とも言えないわずかな保育士で運営するところもある。
環境は劣悪で保育と呼べる状態でなくとも、安価ならば預かってくれさえすればいいという家庭が多いために、こうした施設が営業的に成功したりするのだから、ちょっとした負のスパイラルが見てとれる。

認可外施設へ、市の補助制度で派遣された保育士の話を聞く機会があった、、
まるでピンからキリなのだそうだ、、
しかし、延べて程度は良くはないそうで、
ある園などは、数十名の1歳児をほんの数人で管理していて、安全確保するだけで精一杯、そして食事などは月齢に関係なく少量で、しかも、保育士は同じスプーンで数名に使いまわしするなど、衛生面に大変問題があり、経営者へ強く指摘しなければ改善されなかったということだった、、

こりゃ、特異な例に入るのかと思っていたが、
「そこはまだ良いほうだよ」、という、
この園いついての最後の言葉が気になった


方針がしっかりしていて、スケジュールや保育のマニュアルがしっかり家族に提示されている園の話もしていた。保育料は他と比べて平均しても3割以上は高いそうだ。でも、料金は高いのだが子供は集まっているという。
食事は子供から保育士の分まで、充分で美味しく、デザートもあり、子供との人数比も一人一人に手のかけられる状態で、園庭も広くて子供たちも走り回れて言う事なしだそうだ・・

認可園よりも優秀な先生達が集まっているそうで、やはり親がお金をかけられる状況なら、良い環境自体が育っていくんだなと感じたそうだ、、


今、沖縄の学力は、、日本最低を毎年維持している、、
平均点から、あまりにポイントが離れすぎて低いので、当分最下位脱出など無理な状況だ・・

ある近隣の町の中学で、生徒が高校進学はみんなでやめようと決め、裏切って受験した子に大きな怪我をさせるなど、あまり表には出なかったがひどい事件があったようだ、、、
こんな程度の低い子供たちに育てた、親、家庭、学校、町、県と、、多少なり責任を感じてもらわねば困る、、
飲んだくれて深夜徘徊を繰り返して、不名誉な飲酒事故日本一を維持する大人たちにも考えてもらわねば困る

いま沖縄県は、小学校へ入る前の子供たちへの政策を本気で打ち出さなければならない時期だと思う、
認可園を増やすだとか、補助金をどうするだとか、牛乳を配布するだとか、保育士の教育をどうするだとか、
やるのはいいが、ありきたりであまり結果の出てこない話じゃなく、

子供たちを、真剣に育ててみようって気持ちがあれば、
やらなきゃいけないことは、たくさんありはしないか、、

出来る親(知識や学問があって、しっかりした、経済力のある親)ばかりじゃないから、
と~~ぜん、お金もかかるし、優秀な現場の人材も必要、

でも、早く手を打って、早く始めなきゃいけない、


沖縄の子供たちが優秀な人材に育てば、それは沖縄が豊かな島になることを意味するのじゃないだろうか、

莫大な公共事業費で、島を壊し、子供たちの未来の自然を奪うだけが政治じゃないだろう
いま、小中高の教育も含め、特に幼児教育、保育は最優先の課題じゃないのかな?

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