20万難民・コンゴ戦闘激化

JaM

2008年11月02日 16:32

大国、中国の影が見えてくる記事だ、、
すでに20万人の難民というから、大変な事態で、
コンゴ、そして周辺国へと波及する懸念がある、、

EUがどこまで介入するつもりなのか、期待はあるのだが、
問題は中国の影だ・・

中国ばかりを悪く言うつもりはないのだが、
希少金属利権や、象牙消費による象の密猟など、
国際ルールにおいて、アフリカの途上国をむさぼり食う中国の歪んだ外交戦略が目にあまる、、、

無用な紛争はもとより、、
利権によって生じた生活格差、、
自然公園内から密猟で激減し、絶滅すら危惧される象、、
(これは象牙消費第2位の米国にも問題、日本にも・・)

直接かつ間接的に、中国のアフリカ進出には問題が多すぎる、、

アフリカ諸国を、中華思想の犠牲にしてはいけない、、
未成熟な大国の暴走を、誰が止められるのか、、
普通の理屈の通らない国を相手に、滅多な外交手腕では通用しない・・


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コンゴ戦闘激化 20万人避難、EU仲介
11月2日8時4分配信 産経新聞

 【ロンドン支局】アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)東部で、反政府勢力と政府軍との戦闘が激化し、すでに20万人以上の避難民が出るなど緊張が高まっている。この地域は、ダイヤモンド、金、希少金属など豊富な地下資源に恵まれ、開発利権をめぐる要衝でもあり、欧州連合(EU)は、周辺諸国を巻き込んだ国際紛争の勃発(ぼっぱつ)を恐れ、仲介に乗り出した。
 反政府勢力「人民防衛国民会議(CNDP)」はツチ族出身の元軍人、ヌクンダ将軍が率いており、今年1月に政府との停戦に合意。しかし、「ツチ族の保護」を名目に、同8月、戦闘を再開させた。
 コンゴ東部では、隣国ルワンダで1994年に起きた虐殺に関与し逃げ込んできたフツ族が民兵化。ツチ族との間で軋轢(あつれき)が生じており、ヌクンダ将軍は「コンゴ政府軍はルワンダのフツ族と共謀している」と非難。CNDPは中核都市ゴマの北方10キロの地点まで迫っている。
 フランス通信(AFP)によると、政府軍はすでにゴマから撤退、周辺地域で略奪行為や住民への暴行を行っているという。ゴマには国連部隊約800人が駐留しており、反政府勢力との衝突も懸念されている。
 仲介に乗り出したEUは10月31日、コンゴとルワンダの両大統領がケニアで開かれる停戦交渉のための緊急会議に出席すると発表。EU議長国フランスのクシュネル外相と英国のミリバンド外相も1日、コンゴを訪問、EUが人道支援を行う方針を表明した。


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