神が降りたイチロー

JaM

2009年03月24日 18:16

WBCは日本が2連覇して閉幕した、
あの強い韓国に勝てて、実際ほっとした気分だ、

今大会での原監督の采配で、唯一「軟弱」と評価されたのが、
不振一番イチローの起用だったろうと思う、、

長期のシーズンではなく、こうした短期決戦において、
他の選手達の入替えはやるのに、イチローだけ変える事をしなかった、

海外メディアからも原監督は「臨機応変に弱い」と指摘する声も上がり、
実際、ここは変えたほうが彼のためだと思う場面が多々あった、

ジャイアンツにおいて、イ・スンヨプがシーズン中に長いスランプに陥った時も
「巨人4番は、イ・スンヨプだ!」と、気の長い復活を待ったことを思い出す、

原監督の期待を、イチローとて最初から最後まで感じ取っていたことは
明々白々だが、、
野球の神様は、この日ばかりはイチローを指名した、、

もちろんイチロー1人の活躍で日本チームが優勝したのではないことくらい
誰もが知っている、、
しかしイチローに、延長10回、大逆転勝ち越しのチャンスを与えたのは
まさしく野球の神様だ、、

あの場面で、ヒットを打つ運命がイチローにはあった、、

10回表の日本の攻撃に入る前、小生の脳裏には、
イチローまで打順が回ることも含めた、
イチローが決勝打を打つイメージがあった、、

野球の神様が、9回裏の韓国の攻撃において
逆転優勝ではなく、3-3の同点にしたことでそれを直感した、

神様もにくい演出をやるもんだ、、

そして案の定、お膳立てはすべてととのった、

小生には、イチロー「ライト前ヒット」のイメージだったのだが、
イチローは球に逆らわず、素直に正面に打ち返した、
一番いいときのイチローだ、

見事なセンター前ヒット・・、


久し振りに、野球の神の降りてきた、いい試合だった、、

オリンピックの時とは随分と日本のチームカラーが違うもんだなと思った、
やはり監督の役割とは、選手の色を引き出すことなんだなぁ、


そういえば、、
前に野球の神様を感じたのは、原監督が大学生の頃だ、、
神宮での大学選手権で、江川からホームランを打ったときだ、
まあ、江川が打たせたような気もしたが、
ドラマはあるもんだなと・・、、

野球の神様は、原監督のそばにもいる、、、


野球の神様は、アジア屈指の韓国と日本、
両チームを世界最高の舞台で祝福してくれたのだと思う、、
そのことがまた嬉しい、

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