小生、石垣島と西表島には行ったが
残念ながらまだ鳩間島体験がない
いつか行こう、いつか行きたいと、いつも考えてきた
そんな鳩間島は、「子乞い(こごい)」の島と呼ばれて久しい
そういう著書がある
ブックレビューはここを読むのが分かりやすい
小生を驚かせた新聞報道はこれだ、、
まあ、正直に言えば、驚いたというよりも、
やはりこんな日が来てしまったかという感想なのだが・・
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2009年06月22日 沖縄タイムス社会面
暗雲 子乞いの島/鳩間小中に廃校の危機
突然の4人転校 児童・生徒ゼロに
【鳩間島=竹富】竹富町立鳩間小中学校(長濱哲雄校長)の小学生2人、中学生2人が今月19日付で一斉に町外の小、中学校に転出し、同校の在籍児童・生徒がゼロになった。4人はきょうだいで、石垣市内に住む母親の体調が悪化したため、母親の近くで暮らすことになったという。(福元大輔)
同校の在籍がゼロになったのは初めて。「廃校になれば、島が沈む」と、1982年から里子制度などを利用して子どもを集め、「子乞いの島」と言われながらも、なんとか学校を守り続けてきた島民は「急なことでパニックになっている」と戸惑いを隠せない。
中学2年の男子生徒2人と、小学2、4年の女子児童の計4人で、父親が18日に同校へ転出を届け出て、19日に島を離れた。島の人口は50人を割り込んだ。
同校には、校長、教頭、中学教諭3人、小学教諭、養護教諭、事務職員、用務員、給食職員の計10人が務めており、廃校になれば、さらに人口が減る。
長濱校長は「今後の勤務体制などは、教育委員会の判断を待つしかない。突然だったので、学校としても情報がない」と話した。
鳩間島は西表島の北約5キロに位置する周囲3キロの島。カツオ漁が盛んで人口300人を超える時期もあったが、70年代から急激に過疎化が進んだ。
住民らは廃校の危機に陥った学校を存続させるため、親せきの子どもを呼び寄せたり、里親の資格を取り、児童養護施設の子どもを預かったり、都会から「海浜留学」を受け入れたりするなど取り組んできた。
数十人の子どもを育てた通事建次さん(62)は「廃校になっていいわけないが、島民も高齢となり、これまでやってきたことを繰り返してうまくいくかと不安もある。良い知恵が浮かばない」と表情を曇らせた。
加治工勇公民館長(55)は「通常は数カ月前に転校を伝えるので、在籍ゼロになることが分かれば、公民館も対応するが、今回は突然だった。いずれにしても学校の灯を消すわけにはいかない」と話した。
28日に予定していた同校の運動会は、地域住民が主体となって開催する。
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ふと、こんな記事を読んでいても、
知った名前が次々に出てくる
小生には鳩間へ行った経験が無いが
知人のミュージシャンに鳩間通いのギタリストがいて
彼のブログによく登場する人たちだからだ
少々身につまされる、、
聞けば聞くほどに素晴らしい島なんだけどなぁ
一度負のスパイラルに陥ると、さまざままものが消えていく
特に離れ小島は、最少人数を割ると
様々な商売が成り立たなくなってしまう
こうして学校も、病院も、そして商店も、、
鳩間音楽祭を盛り上げる
板垣ギタリストたち、、
音楽の力で何とかならないもんだろうか・・
それにしても、新聞社も
家庭の事情や家族構成まで書かなくてもよいと思うが、
深刻さがより鮮明に伝わってきた