中学2年生は大人

JaM

2009年11月23日 13:40

中学2年生による集団暴行致死事件を考えていたら
ふと、小生の中学生のころを思い出した、

小生の通った田舎の小さな学校では
暴力に及ぶような際立ったイジメは皆無だった、
まあしかし、気まぐれな仲間はずれや、意味のない誹謗中傷の類なら
日常茶飯事だったかもしれない、

おそらく、誰もがウソを嫌っていた時代だったように思う、
「ウソは泥棒の始まり」と、何度両親や祖母に言われたかしれない、


うるま市で起きた中2男子集団暴行致死事件のあと、続けて同じ市内の別の中学で、やはり中学2年生の女子生徒が複数の女子生徒から暴行を受けていたことが分かった。被害生徒は、あばら骨3本を骨折していたが、目隠しをされて2時間以上に及ぶ暴行を受けたという。

加害者は被害生徒に対して、親には言わないように口止めしたという。
驚きだ・・

何かとても歪んだものを感じる、どこかねじれた心には薄ら寒い感触さえある。


いま、どちらも取調べが進んでいるようだが、
致死事件の加害者生徒たちの供述については、どうもバラバラだという報道があった。

バラバラというのは、誰かがまだウソをついているということになる、


中でも「被害生徒が生意気だった」などという言い訳は、実に悲しい、

誰かが生意気だと集団暴行するのだろうか?
調子に乗っていると集団暴行するのだろうか?

と、あまりの短絡さに驚かされる、

それをまた新聞記事のトップのコピーに使う新聞社もどうかしている、
「供述に食い違い」くらいにしておけばいいものを、なんなんだろう、



中学2年生、、
充分に大人ではないにしろ、
大人並みの感覚が持てていい年頃だ、

ご近所や周囲を見回してみると、中学2年生がずいぶんといる、
どの子らも、あと大人にもう一歩というところだが、
充分大人らしい行動をとる子もいる、


今回は大切な命が失われたこともあって
「命の大切さ」について語ろうという大人側の気持ちはわかるのだが、
加害者の子らに欠落していることはもっと別のところにあるのではないか

次第に弱る被害者を放置して逃げ出した子らの行動といい、
口裏を合わせてウソをつき、責任回避し責任転嫁しようとしたり、
彼らの行動は、悪質なひき逃げ犯らとどこか似ている、

「人との関わりや社会性」について、
親から、学校から、地域から彼らはどう学んできたのだろう、


彼らが育った環境が変わらなければ、再び同じことが繰り返されると
不安に感じるのは間違いだろうか・・

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