国母少年

JaM

2010年02月16日 17:11

オリンピック・スノーボードハーフパイプ代表の国母選手のことだが、
なかなか選手団服装問題の余波が収まらない


小さい頃から、彼の滑りはどこかシャープだった、
というか、、と~~っても可愛いかった(^^)
とにかく、あんな小さな子がかっこいいよなぁ~と驚くばかりだった

スキーにしろスノーボードにしろ、ある程度の基礎体力と、
基本的な技術である(主に)止まる技術などきちんと身につけさえすれば
案外、もともと重心が低く目線の低い子供たちというのは、思い切りがいいもんだ

彼は幼くして話題にもなったが、とにかく可愛い子がいるなと、ずっと思っていた、、
いつか凄い選手になるだろうなと思ってもいた、、

久しく見ないうちに、彼も大人になったもんだ(^^)
そして日本代表名簿に国母選手の名前を見つけてとても嬉しかった(^^)


いま、国母選手に対する取材自粛要請が各報道陣に出ている・・
報道陣が彼に無用なプレッシャーをかけることを嫌ったからだろう、

「インタビューは常に堂々と応えること」という選手団の行動規範があるが、
それに反する行為だと、また、報道各社がつつきはじめている、、

関連して協議に入った日本オリンピック協会(JOC)もご苦労なことだ
監督やコーチが変わりに答えればいいだけのことだろうに・・


実は今回のこういう服装の問題などは、起るべくして起ってるわけで、
国の代表という「心構え」などについて、全選手は一度くらい講習を受けているのだろうか?

そういう講習会は、ありはするはずなのだが実施されたという話を、あまり聞かない


こうして「大人なんだから自覚はあるはずだ、何も言う必要ないだろう、マニュアルだけ見てきてくればいい」など言っていると、先の朝青龍のような、才能ある横綱を若くして失うような羽目になる、


相撲協会にしろ、オリンピック協会にしろ、
そうした教育をしないのは、
「する必要が無いだろう」という単なる思い込みだけであって、
する気が無いだけだ、、

責任を嫌うのかもしれないが、
指導力が無いだけだろう、


それほどまでに、いまの世の中
「放ったらかしにする」ケースが増えてきている、



国母選手の

あの服装を見て感じたことは、
「あ~なるほどね~(^^)、、結構着こなしてるジャンか、、らしいよね~」ということと、
あの服装を見て思ったことは、
「個人と団体の区別くらいつけろよ!」ということだろうか、


選手としても「個人としての着こなし」は、個人の時にやればいいが
団体の一人として、まして国を代表する選手として
「団体としての着こなし」を理解できないのは、幼いとしかいえない

問題発覚後の会見で「反省してま~す」の発言はあったが、あれは報道各社が悪意を持って語尾を延ばして報道したに過ぎないから、小生など何も気にしないが、それよりも、いまだに気になるのは、彼が飛行機のタラップを降りる前に、何故周囲の選手や監督やコーチが気にしてやらなかったのか?ということだ、、

何故、この程度のこと、
分かってるのに教えてやらない?

「団体としての着こなし」を教えるなどは、数秒もあればできるし、数分あれば着付けは終わる。
しかも彼は、それ位のことが分かる子に決まっている、

相撲協会の大ちゃん(高砂親方)は、指導力の無さから、結局、理事から4階級も降格したが、今回は橋本団長が、帰ってきてから何か責任でも取るんだろうか、、

どちらも違う気がするんだけどなぁ~


よく、リスクマネジメントと言うけれど、
ちょっとした言葉がけで防げる危険などは、世の中に沢山あるように思う、

声をかけて「相手にキレられても困る」という理由もあるだろうが、
「言葉がけ」をしない、あえて回避する人はとにかく増えてきた、


親が子に、何も言わない、
指導者が選手に、何も言わない、
メディアは事件として面白おかしく伝えるだけ、
あとになって、「大人なら、何で自分で気付かない」と本人ばかりを責める、、


最近気になっているのだが、
人から何かを言われるとき、自分に不都合なことや嫌なことは
「聞こうとしない」「話をさえぎろうとする」
そして最後には「キレる」大人が、やたらと増えたように思う
(子供よりも、大人でキレそうな感じの人が多くなった・・)

それが「聞かないだけ」ならまだしも、
感情すらコントロールできないでいる様子などは、
どこか異様な感じさえする、


もう、こうなってくると、「子供たちへの正しい言葉がけ」など期待するのは難しいし、逆に「しないでくれ」とも言いたくなるが、この「言葉がけ」というやつは、突然できるものではなくて、慣れないとできない、

結局、口うるさい近所の頑固オヤジとか、怖いおばちゃんと言われようが、黙っていてはいかんのだと思う、、
慣れて経験数が増えてくれば、相手を理解して対応もうまくなる、


「見ざる、聞かざる、言わざる」
この三匹の猿のことを世界では「Three wise monkeys」と言うのだが、


そうなんだろうか?

ケースバイケースだ、
見ない言わない聞かないじゃ、何も通用しないように思う





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