海遊族JaMの沖縄写真歩き

聞くに堪えない事件ではないだろうか、
事故として処理しようといった隠蔽体質が見え隠れするが、
これは暴行であり殺人だ、
手順としての「過失傷害」は、「過失致死」にすぐ変わるだろうが、
こういった馬鹿な日本的体質をどこかで断ち切らねばならない、

教官指導のもとの行為であるから、教官および15名の自衛官は法によって、適正に裁かれるべきだろう

先般亡くなった相撲部屋の若い力士も、こうした無意味な集団暴行を受けたようだが、
それが「かわいがり」であったり、海自においては「はなむけ」だったというのだから、言葉を知らないにもほどがある、

このふたつの事件の共通点は、稽古の一環、であったり、訓練の一環、といった、いかにも正当化しやすい隠れ蓑があり、正当性を思わせる「暴行に関する呼称」があることだ、

空手の昇段試験の100人組手などとはまったく意味が違う・・
空手試験ではもちろんだが、少なくとも、まともな頭の教官であれば「止め」のタイミングを見逃すなどしない

さらに言えば、どちらのケースもドロップアウト寸前のモチベーションの下がった人間に対する「仕打ち」だということだろう、心の傷に追い討ちをかける、これは人として絶対に許せるものではない、、
言って分からないものは身体に言い聞かせてやるといった、殺伐とした体罰本意の理不尽な論理に他ならない

弱ったものを排除したり、群れから追い出すなどの行為は、動物としての人類には不可避なものだという動物学者もいるだろうが、こうした行為は閉鎖的な社会ではごく伝統的なものであって、無意識に安易に行われているものではなかという印象をより深くさせられた、

こうした悪しき伝統を、、おかしいと感じない鈍感さが、格闘家や軍隊部隊に不可欠、必要なものだとしたら、随分とねじれた精神世界なのではないか、、

片や国技であり、片や国民の安全に貢献すべき部隊であるということに、なにやら割切れぬ想いだ


今回の訓練は、特殊部隊の訓練ということであるからして
官房長官の直属とも言える特殊任務もこなすであろう連中だ、、

防衛大臣のみならず、官房長官にも充分な説明責任と、それなりの責任を果たしていただきたいと思う


以下記事・・
: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :

１５人相手「異常」な格闘訓練、江田島で３等海曹が死亡
（読売新聞 - 10月13日 08:27）

広島県江田島市の海上自衛隊第１術科学校（長谷川洋校長）で９月、特殊部隊「特別警備隊」隊員を養成する特別警備課程の３等海曹の男性（２５）が、他の隊員１５人を相手にした格闘訓練で頭を強打し死亡していたことがわかった。このような格闘訓練は通常は行っていないといい、海自警務隊が業務上過失傷害容疑などで調べている。海自呉地方総監部によると、男性は９月９日、同校体育館で、防具を付けてパンチやけりなどで戦う「徒手格闘訓練」として、同課程の隊員１５人と１人につき５０秒間、連続して対戦させられた。男性は１４人目のパンチがあごに当たって転倒、意識不明となり、同２５日に急性硬膜下血腫で死亡した。訓練当時、審判役で教官２人が同席していた。男性は３月に特別警備課程に進み、訓練を受けていたが、「続ける自信がなくなった」として、９月１１日付で同課程を辞め、異動することが決まっていた。呉地方総監部は男性が意識不明になった直後と死亡時に概要を発表していたが、１５人を相手にした格闘訓練中だったことは公表しておらず、「訓練の一環でいじめや集団暴行という認識はない。（１５人を相手にしたことは）取材で聞かれなかったので、答えなかった」と説明している。

: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :: : : : : : : : :