新型インフルエンザのシナリオ?

JaM

2009年08月29日 10:24

28日に出た感染者増加を試算した「流行シナリオだ、
割と控えめなシナリオなんだと思った、、罹患率は5人に1人の試算



この厚生労働省の流行シナリオの数字は
1日当たり最大76万人が発症する
流行ピーク時には、入院4万6400人、(重症患者4600人)

罹患(りかん)率は20%とした試算で、
実は50%という声もあったようだが、
控えめに20%でシナリオを書いたようだ、
ウィルスの変異や、感染力の変化は加味されていない、


さて、上のグラフの見方はとても簡単、、

グラフの左端が「現在」で、、「たった今」を表していると思えばいい、
つまりこのグラフの通りに行けば、8~10週後にはピークが来る、

シナリオは「今後いつか来る話」ではなく
すでに始まっているシナリオだということを忘れてはいけない、


たった1日で76万人の患者が発生して、入院患者が4万6400人もでたら
医療機関は機能しない・・

実際、沖縄では機能不全の一歩手前、もしくは機能しなくなっている

同日の都道府県への通達で、
●年齢構成などの地域特性
●必要な病床数

・・等を9月中旬までに報告させるようだが、
何で今頃なんだろう、、、



厚生労働省からは
「仮定のシナリオで、実際の流行を予測したものではない。
ウイルスの変化などで数値は高くなる可能性もある」と言っているが、

じゃあ、実際の流行を予測したものを出せ!と言いたくなる(笑

試算の数字を整理すると
新型インフルエンザに感染して発症する罹患率20%、
入院率1.5%
重症化率0.15%

もし罹患率が30%ならば、
入院率2.5%
重症化率0.5% となる。


グラフの通りならば、、19~20週で終息する試算なので、
いまから4ヶ月間、つまり年内いっぱいは特に感染に注意をして、
予防原則を徹底することが望ましい、、

我々が出来ること、頑張れることがあるとすれば、
少なくとも、医療機関が多少なりと余裕をみせるようになるまで、
患者への対応に慣れてくる時期までは、頑張って感染しないことだろう、

特に死亡率の高くなる、
●基礎疾患のある方
●免疫の低下した高齢者
●乳幼児
●妊婦
等々への配慮は徹底しなければいけない、
感染源にならない努力が必要だ


ワクチンの優先順位も出た様子なので、
リスクの高い順に、混乱なく予防接種できればと思う


手洗い、、うがい、、マスク着用、、無用に外出しない、、

こんな基本的な心構えで、
自分だけでなく、リスクの高い方への感染に関与しないですむなら、
それが一番いい、、


沖縄県内、どこも旧盆前後のお祭り、イベント、ライブなど
にぎやかな様子だが、、
その後、「新型インフルエンザ、うつされちゃった」なんて話になると、
あまり気分のいいものじゃない、、


心構えがなければ、
ただでさえ流行性のウィルスだ、勝てるわけがない・・


県市町村は「流行のものだから、止めようがない、仕方がない」と必ず言うだろうが、
感染を10分の1にする、いや、半分にする努力すらしていないのだから、
今後、軽々しい会見などしなければいいなと思っている、、

まあ、余計なお世話だけどね、、

今日も割とご近所の町で夏祭りが開催される、

誰かが「イベント中止」といった勇気を示すまで
ひたすらみんな「待つ」のだろうか、、



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