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2008年05月14日

ロバートラウシェンバーグ

ラオシェンバーグ・・
学生時代、美術史、造形美術の授業で何度も聞き覚えたのは
ラウシェンバーグでなく、ラオシェンバーグだった(^^;;;

教授の発音が悪かったんだな
夜間はネオンに輝く自転車もどきⅥ
これは、立川TMビル北の地下駐輪場入口に設置された、ラオシェンバーグが以前作っていた自転車のオブジェ、譲ってもらったのかな??
夜間はネオンが光るようになってる、、


ポップアート、ネオダダ、、
色々とカテゴリーに当てはめるのが好きな人たちからは、
ラウシェンバーグは、抽象芸術側の作家と分類されていたようだ、

僕個人としては、
そういうのはどうでもいい、

彼の作品には「しばり」がなかった、、と、、ただそれだけを思う
(実は密かに、彼ほどリアリズム(もちろん彼自身の内面におけるリアリズム)を追い求めた作家はいないと考えている)


絵はキャンバスの上に描くもの、
・・なんていう「しばり」は、そもそも彼には無かった、
きっと、つまらないこと、余計なことは考えなかったのだろう、


だから彼の作品を理解しようという試みは、大勢の人達が失敗した(^^)
コーラのビンに赤と黄色の絵の具を塗ったのは何故なのか?、、だとか、
絵画の上に彫刻が乗っかってるのは何でなんだ~?、、だとか
この自転車の持ち主は誰だったんだとか?

そんなの関係ない


ラウシャンバーグは、物象や現象、歴史、国、時間、空気、水や土といった、彼を取り巻く・身の回りにある全てのものに対して、、彼なりの思い入れや愛情や評価でもって、

その時々に、ただ、、
「そうしてみたかった結果」「としての作品」を
創造してきたんだろうと思う


彼自身が偶然にも必然にも、様々な出会いを楽しんだように、
我々鑑賞(というのは表現として間違いだと思うが)する側も
ただ、その「作品との出会い」を楽しめばいいんだと思う



立川に自転車のオブジェが設置されたとき
ラウシェンバーグ作と知って、、「へぇ~~~」と思ったけれど
実は、何だ詰んないもの作りやがって・・と、今も思ってる

普段、私たちの身の回りにあるものが
たまたま出会って溶け合って形を変える、、
そんな意識で作品を見てきたつもりだから、
あの自転車は、どこか作り物なんだよね~

しかし、良く言えば、あの作品には作品が風化していく面白さ、
あるいは自転車という乗り物が、いつか消え去ってしまった頃に
時間を越えたオブジェとしての存在感が生まれるのだろうと思っている

過大解釈すれば、「時」との出会いを「進行形」で形作ったものだ

壊れて風化していくさまを、誰か時系列で撮ってくれないかなぁ~
どんな壊れ方であれ、風化して消えるまで、
あの場所にそのまま置いて欲しいな、
ぜひ美術館などに収蔵されないことを願ってる
あの自転車置き場にこそふさわしい


詰まんないもの作りやがって、、
って気持ちは変わらないけど(^^;;;
ネオンで光ってるところくらいは、
一度「生」で見てみたいな

ラウシェンバーグ氏のご冥福を・・


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Posted by JaM at 14:25 │ひとりごと

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