海遊族JaMの沖縄写真歩き

米連邦準備制度理事会（FRB）が、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ（AIG）に9兆円を融資したことで、短期的に市場が沈静化するのか、それとも金融不安を煽って市場が暴れるのか注目していたが、、



公的資金入れるくらいじゃ収まらないもんだ
期待観と不安観でまるでジェットコースターだ


やはりリーマンを見殺しにした影響が、逆の見方に作用して、
AIGレベルの影響の大きい大物の破綻は放置しないけれど、、
こりゃ小物は見捨てられるぞって不安に火を注いだ結果か・・

政府が、今回のAIGに公的資金を投入するようにして、
いわゆる国が企業を(強制的に)買収する手法は、ありだなと
以前から考えていた、、

やり過ぎれば、資本主義じゃなく、社会主義的なシステムに再構築されていくのだろうが、
買収した企業の優良部分だけ伸ばして収益を上げて、その利益は、企業にじゃなく、国の収入にしてしまえばいいわけだ、
当然、企業にいれた資金は税金だから回収するけれど、その返済が終わっても企業はそのまま国の管理下でいい、、

AIGをうまく利用すれば、米国に国民皆保険なんてことも可能なんじゃなのかなと想像していた、
まあ、大人の都合もあって、そうはいかないんだろうけどね


町村信孝官房長官は今日、朝の会見で、日本の平均株価が400円くらい急落したことについて、米市場に追随する展開で日本経済の実態とは関係なく動いているのでは？？との見方を示している。
確かにそうだと思うし、
ほとんど日本経済の実態と関係なく株式市場は動いているようには見える。
でも、気をつけなきゃいけないのは、日本経済がどうであれ、このジェットコースターで振り回された企業も投資家も疲弊しきって、大きな不安が広がるってことだ、、

これは、日本経済と無関係な現象が、日本経済に打撃を与える要因となりうると考えて、国としても何かしら準備しておかなきゃ駄目なんじゃないだろうか。。。

ベルトコンベアで、ゴミ処理場に次々に運ばれて落ちていく企業の、その順番待ちを市場は注目しているわけで、冷静に判断してくれればいいけれど、、ここまで投資家たちに狂乱状態で無差別に売りに走られたら、企業は資金調達なんて出来やしない・・

ＡＩＧはＦＲＢに受止めてもらったから、
米国はもちろんのことだけど、
官房長官も「関係ない」じゃなく、目測を示しておかないと、
もっと最悪な混乱を招きますよ

ブッシュが「それでもアメリカ経済は強い」なんて、
軽いこと言ってるだけだから、
みんな「売り」に走っちゃう、、