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2008年12月25日

東大学長最終講義

前の佐々木学長が2005年退任される時の最終講義で思い出される素敵な言葉があった、
当時の国内政治について言及され「自分に見えることだけが現実だと思う人もいるし、見たくないものは見ないようにする人もいる。なかったことにするのは最近のはやりだ」と指摘した上で、「若い人は政治的現実を自らの丈夫な歯でかみ砕く努力を続けてほしい」と述べている。

この言葉は、学生だけでなく、当時の小泉首相、そして何よりもメディアやジャーナリストに向けた言葉だったのではないかと思えてならない、、


物事をしっかりと噛み砕く基本的な姿勢をもつところから始めるには、実は膨大なバックグラウンドが必要だ、

浅く広い社会常識的な知識はもちろんのこと、
専門家といかないまでも趣味や興味にいたるべき知識と、
様々な知識と情報の集積が大切だ、、


来年3月に東大を退任される28代総長小宮山宏先生の最終講義があったようだ、、

実際に聞いたわけではないが、伝え聞くところによると講義の中で 、
「知の構造化」という話が出てくる・・
佐々木元学長の言葉とどこかリンクするものを感じるが、
新聞紙面に書かれた内容ではこうだった、
「爆発する知識」について、、「知識が増えるにつれて、研究分野の細分化が進むのは宿命。各学問分野を人間にとっての価値と結び付けていく『知の構造改革』が必要」・・としている、

小宮山氏の専門である、化学工学からみた地球環境問題、有限なる地球資源、高齢化する社会など、分野横断的な社会構造論が小気味良い、、


小宮山宏氏が東大総長に就任された際に、
東大を世界一の大学に・・という話をされたかと記憶するが、
果たして世界一にはなったのだろうか、

世界の大学ランキングでは現在10位台後半ではなかったかと思う・・


上位の大学と東大との決定的な違いは、
おそらく「知力」においては大差ないように思うのだが、
違いはやはり「知の構造改革」の有無ではないだろうか・・
官僚的な縦型のプロットからは大きな創造力は望めないのかもしれない


資源を「人」に求めねばならない日本において
持続的社会を構築していくためには、
「知の構造改革」の具体的方策が必要と考える、、

今後、枯渇する資源、破壊が進む地球環境、高齢化社会の問題から、必ず
次のニーズが生まれる・・

小宮山氏は「ニーズのあるところに必ず学術が発生する」と講義されたようだが、
「ニーズのあるところに官僚の天下り先が発生する」などでは困る、、

学力のある官僚達は、そうしたところばかりは抜け目無く手配するものだ、



「知の構造改革」・・さあ、誰がやる、、(^^^^;;;;;


タグ :東京大学

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Posted by JaM at 16:05│Comments(0)時事
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