2009年04月14日
写真家、佐々木崑(ささきこん)氏逝く
佐々木崑氏は、昆虫写真家と呼ばれた
アサヒカメラに連載された
「小さい生命」
「新・小さい生命」など、
それらがあまりに有名だったために
昆虫写真家ということになったのだろう、
もちろん第一人者ではあったことは間違いない、
本名が「幸一」でありながら、「崑」と名乗ったあたりは小粋、
どこか、手塚治虫(=おさむし)に通じるものがある
佐々木崑氏の作品には、「国木田独歩の歩いた武蔵野」など
ファインダーを地域や人々に向けた作品も多い
時代のドキュメンタリストが、
また一人亡くなったなという想いだ
話は違うが、いま、県立博物館・美術館で
「戦争と人間」ベトナム戦の真相を生々しく伝える
石川文洋さんの写真展が開催されている(5月10日まで)
ところが、展示写真の中に倫理的な問題ありということで
一部の写真が館長権限で取り外されているらしい
あまりに残虐、あまりに生々しい、など理由はいくつもあるのだろうが
こうした「嫌悪」の感情こそが、戦争を知る第一歩ではないかと
小生などは思ってきた
だからこそ、全てを見せるべきだと考える、
そもそも「全て」であることすらないのだから、
現実でありながら、どこか現実でない世界、
戦争の悲惨さとはそれだ、
鑑賞者はみんな不愉快な想いを抱いて帰ることだろう
しかし、それは戦争に対する不快な気持ちであって
写真に対する不快感ではない
「気持ちの悪いものを見た、今夜はご飯が食べられない」
もしそう思ったとしても、それでいい
それが戦争なんだと深い想いに駆られることの方に価値がある
アサヒカメラに連載された
「小さい生命」
「新・小さい生命」など、
それらがあまりに有名だったために
昆虫写真家ということになったのだろう、
もちろん第一人者ではあったことは間違いない、
本名が「幸一」でありながら、「崑」と名乗ったあたりは小粋、
どこか、手塚治虫(=おさむし)に通じるものがある
佐々木崑氏の作品には、「国木田独歩の歩いた武蔵野」など
ファインダーを地域や人々に向けた作品も多い
時代のドキュメンタリストが、
また一人亡くなったなという想いだ
話は違うが、いま、県立博物館・美術館で
「戦争と人間」ベトナム戦の真相を生々しく伝える
石川文洋さんの写真展が開催されている(5月10日まで)
ところが、展示写真の中に倫理的な問題ありということで
一部の写真が館長権限で取り外されているらしい
あまりに残虐、あまりに生々しい、など理由はいくつもあるのだろうが
こうした「嫌悪」の感情こそが、戦争を知る第一歩ではないかと
小生などは思ってきた
だからこそ、全てを見せるべきだと考える、
そもそも「全て」であることすらないのだから、
現実でありながら、どこか現実でない世界、
戦争の悲惨さとはそれだ、
鑑賞者はみんな不愉快な想いを抱いて帰ることだろう
しかし、それは戦争に対する不快な気持ちであって
写真に対する不快感ではない
「気持ちの悪いものを見た、今夜はご飯が食べられない」
もしそう思ったとしても、それでいい
それが戦争なんだと深い想いに駆られることの方に価値がある
Posted by JaM at 12:28│Comments(0)
│ひとりごと
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