てぃーだブログ › 海遊族JaMの沖縄写真歩き › 町歩き点景 › やちむん

2008年01月13日

やちむん

学生時代から古伊万里の収集家で、卒業後は何の迷いも無く
古物商になった大学の友人がいる、、

今京都ではそれなりの鑑定人と聞いている

やつの家に泊まると、それなりに名のある茶碗や湯のみで飯を食い茶を飲んだ
これは、やつの主義だ、
道具の命は、使ってこその命
「大事に使えばいい」
「味が出る」と・・

これが22歳の若造の言葉かと最初苦笑したが、
碗のふちを口元に運んで、その意味をはじめて知った、

良い道具は、使わねば価値が分からんのだ

やちむん写真1
ところ沖縄中部読谷村、
やちむん(焼きもの)の里で見る陶器の類を、これまで芸術品と捕らえたことはない

いや、美術的価値がないというのではない
美しいものは美しく、個人的に躍動感のある絵柄のものが好きだ
この中にも良いものがあるかもしれない、


失礼な話で恐縮だが、金城次郎氏は「海老と魚しか描けない人間国宝」と、
手の出ぬ金額を、よく冗談交じりに皮肉ったりもしていたのだが、、
たまたま三線師範宅で、なぜか「鉛筆立て」になっている湯飲みを見せてもらった

これはよかった
手触りからしてよいものだった

重厚だの気品だのでない、
言葉にすると難しいが、おだやか?な道具だった

聞いた話だが、氏が読谷に移り住んで登り釜を開いたとき、
村への礼にと、湯飲み茶碗をいくつか役場に寄贈したのだとか・・、
もう、その湯飲みは役場にはとっくにひとつも無いらしい(^^;;;;;
誰が持ち帰ったのやら・・(爆

やちむん写真2

自宅の食器棚を眺めてみると
古いものでは数十年も(道具として)使っているものもある、、が、
どれだけ愛着あるものやらと、これといって思いつく碗はどうも、、ない

誰か良い碗をくれないものかな、
しかし道具ってのは、触ってみなけりゃ分からんからな~


同じカテゴリー(町歩き点景)の記事
よへなあじさい園
よへなあじさい園(2010-06-01 07:41)

鯉の写真があった
鯉の写真があった(2009-12-15 18:11)

東南植物楽園の鯉
東南植物楽園の鯉(2009-12-15 18:06)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

釣り船チャーターなら荻堂船長フジン号

マイアルバム
OZIOnet(オージオ ネット)
日本全国発の格安航空券を比較購入サイト
小額短期保険会社ミニンシュラー
世界の飢餓貧困災害紛争に苦しむ子供たちを支援世界の飢餓貧困災害紛争に苦しむ子供たちを支援する国際NGOワールドビジョンジャパン


オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 22人