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2009年07月07日

高い投票率で困る人

那覇市議選投票日に、投票数の推移を選管の資料で見ていた、

結局、投票率はトータル56%と、低調に終わった。


知りあいのKと投票率の話になって、
「投票率が上がると当選人って変わるのか?」と聞かれたので
「いえす」と答えた


一番簡単な例は、創価学会票をあげると分かりやすい、
これは間違いなく99%は公明党候補に入る。

今回の那覇市議選の公明党候補のトータル得票数は20936票
公明候補は7名当選しているが上位15位以内に7名が入っている。
ひとりあたりに3000票近くが振り分けられている。
7番目の公明候補でも2583票を獲得している、
ちなみに7番目の候補が新人で、、このあたりはうまく振り分けが出来ていて
新人が現職よりも多く票を取らないように差別化してあるのだ(^^;
お見事!というしかない(^^)

今回の市議選では、当選人最小票数は40番目の1919票だったから、
単純計算なら、公明党は候補一人に2093票づつ振り分けておけば
10名の候補を市議会に送れた、、ということになる。

じゃあ、何故人材豊富な公明党が10名出さなかったのか?

それは、投票率が上がると困るからだ、、

投票率が上がるとは、投票総数が増えるということで、

当然、当選するための最小票数が上がってくる、、

那覇市の有権者はほぼ24万人だから、投票率1%は2400人に相当する、
今回、投票率がもし60%だったら、投票者数が4%分の9600人増える計算で
これを公明党候補以外の候補60人に平均して振り分けたら
候補者一人に対して160票が増える (実際にはそんなことは無い・・)

強引に、この160票を今回の当選最小票数1919票に足してしまうと、
当選ラインが2079票に上がる計算となるわけだ

公明党が10名候補を出して、2093票づつ振り分けていたら
とってもリスキーな選挙になったということだ、

極端な話ばかり例にして公明党さんには悪いが、
公明党候補へ投票する那覇市の有権者は最大でも20936人しかいない、
もちろん余力を残しているだろうが、その余力を使わず
投票率が62%まで上がっていたら、全員落選したかもしれない

だから、公明党は無理しないで7名なんだよね、
投票率65%でも戦えるように計算して票を振り分けてる

公明党を例にあげたけれど、こうした組織頼みの候補というのは、
低い投票率に強く、
有権者の政治的関心が低いときに強いということ

高い投票率で困る人はけっこういるのだ


最後に「わかったか?」とKに聞いたら
「いえす」と答えたが、すかさず
「じゃあ、何でトップ当選が民主党の新人議員だったんだ?」
あれは何なんだと聞かれた、

説明が面倒なので、
「民主党」という名前と、
「新人」ということと
あの「童顔」に、
「市民の気分」が反応したと答えておいた、


それにはK氏、「だと思った」だそうだ(^^;




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