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2008年06月06日

セアカゴケグモ

本土で最初にセアカゴケグモが確認されたのが大阪の高石市で、
もうあれから12年、、、

こちらが手出ししない限りは、そうそう攻撃してくる毒グモではないということで被害件数も案外少なく、安心して忘れてしまったような感がある・・

今回、木曽川沿いの公園で600匹あまりが見つかって、焼却処理されたという
ニュースがあったが、どこまで生息域が広がるのだろうと懸念している

セアカゴケグモ、国土交通省の職員さん撮影されたものだそうです

実際、大阪堺市などの追跡調査では、市内の生息域は順調に(^^;;拡大しており、市民の関心が薄れていたことが原因なのかどうか、被害報告がこのところ増加傾向にあるようだ、、、

とにかく、触らないことだろう。

オーストラリア産のセアカゴケグモ、
岩国で見つかったアメリカ産のクロゴケグモと、
ヒメグモ科のクモは数種日本に入ってきている様子だが、見分け方は、セアカゴケグモはその名の通り、背中の赤いラインが特徴とされているように言われる、、が、実際はマダラ模様だったりもするとかで、そこで専門家は腹の方、裏側から見るらしく、赤い砂時計が描かれていればセアカゴケグモなのだそうだ。
そして、クロゴケグモはセアカゴケグモを真っ黒にしたもの、、(ちょっとはしょりすぎか・・)

メスは体長が10~15mm、オスは3~5mmと、
どちらにせよ小さい、、
手が長く、身体が黒っぽくて丸っぽいクモにはご注意といったところだろう、、

毒は、身体の大きなメスの方が強い、
あと、蛋白毒?で神経をやられる、、、簡単に言うと神経末端の神経伝達物質を放出させてしまい、中枢からの神経伝達をブロックしてしまうので、結果神経伝達物質が行き渡らない神経末端は麻痺してしまういうことだ。。
激痛やら発熱等も一般に言われているので刺されたく(咬まれたく)はない、、
マウス程度の小動物ならやられるということは、まだ人間で死に到ると言う話は聞いてはいないが、案外、間接的な死亡原因としてはあるのではないかと思えてならない、、

このゴケグモの毒の強さ、、何やらありそうな気配だ、
単純に、小動物に決定的な一撃を与える「狩り」の毒にしては強すぎる、
以前、何で見たか思い出せないが、、死んだ牛を棲家にする大量の小さなクモがいた、、、
あれは狩りだったのではないだろうか・・。
漠然と子孫繁栄のメカニズムが見えてくるようで面白いが、地球温暖化で、日本のような温帯地域でも越冬できるようになったということからも、今後より詳しくこの種について知識を深めなければならないということだけは間違いなさそうだ。
温暖化がもたらした新たな危機かもしれない、、

沖縄八重山には昔からこのクモがいるらしく、
それは、東南アジアとの交易を思い起こさせるのだが、
特に大きな被害というか、特別大きなコロニーを発見したとかの
報道も耳にしたことはない、
これは、うまく付き合ってきたと言うことなんだろうか・・・



それにしても、クモの名前というのは面白いなと、いつも思う、、
クモの名前を女性になぞらえるのは何故だろう、

国内で一般的な「女郎蜘蛛」、これなどはメスの周囲にオスが群れることでつけられた名前だろうが、、ゴケグモは「後家蜘蛛」だ・・クロゴケグモは「ブラック・ウィドゥ・スパイダー」
何で女性なのかなぁ・・・



参考::
高校教諭、池田博明先生の日本産クモ類データベース

この先生はすごい!!


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Posted by JaM at 11:47 │映画

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