2009年01月15日
所幸則(ところゆきのり)、彼と1秒の渋谷
所幸則氏はずっと気になって見てきた写真作家だ、
他にも気になる作家はドキュメンタリストの野町和嘉(のまちかずよし)氏など沢山いるのだが、
ここのところ所氏の渋谷の風景写真がにぎやかしい、
昨年、所氏の写真展、所幸則『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』の案内など日記に告知させてもらったが、国内の評価は各所で好評な様子だし(シブヤ経済新聞他・・)、ヨーロッパでの展覧会や海外有名写真雑誌掲載などの声も聞こえてきた・・
広告写真の専門誌コマーシャルフォト1月号でも、モノクローム写真の特集記事があり、そこで所幸則氏の『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』の作品が掲載されている、インタビュー記事もあって、きっと読まれた方も多いことだろう。
写真は『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』というタイトルそのままに、現在、所氏の住んでいる渋谷が撮影対象になっている、
小生も渋谷は10代最後の頃から随分と徘徊したので馴染みの風景である「はず」だったのだが、正直なところ所幸則氏の視点(作品)から見えてくる渋谷には、妙な気分にさせられた。
昔から写真界には偉大な写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンを形容する有名な「決定的瞬間」という言葉がある、
1枚の写真に込められた物語が、シャッターを切った瞬間で表現できた時、この言葉を使ってきたと思うが、、ブレッソンはまさにその名人だった、
ブレッソンの切り取る写真からは、シャッターを切った前後の時間、そして画面には映りこんでいない風景すら見えてくるように感じたものだ、
良い写真には、表現されるべき良い内容、見ていて美しいと感じる造形美など、いくつもの要素がふんだんに盛り込まれ、そうした気分を良くする要素や考えさせられる要素が多いものほど素晴らしい写真なのだと評価をしてきたつもりだ、
しかし、所幸則氏の「渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠」からは、単なる1秒という物理的な時間的要素だけでなく、単なる動画的要素でもなく、「音」とか「音楽」に近い何かが取り込まれた印象を強く受けた、、
普段、人の多くが街を道を歩き、まったく意識無く気付くことなく通り過ぎてきた、(この渋谷に何気に実際にある)音や形を、所幸則氏の1秒なる時間の概念で撮りおろしているように思えてならない、、
写真界における「決定的瞬間」なる概念に、新しい解釈の「瞬間」が加わったように感じたのは小生だけだろうか、、
これまでの所幸則氏のファンタジー写真やポートレイト写真には、おそらく彼にしか撮り得ない(造り得ない)独特な世界を感じてきたが、今回の彼の作品『渋谷1sec』を通して、彼のこれまでの作品に違ったものを感じ始めている、、
個人的な楽しみが増えた(^^)
作家の写真には、こうして継続的に触れる事だなと思う、、
写真は所幸則公式WEBサイトで閲覧できるのでサイトを訪問されれば良いと思う、、
http://www.tokoroyukinori.com/
写真技法や写真機材等について興味があれば、所幸則のブログなど読まれれば参考になるだろう、、http://tokoroyukinori.seesaa.net/
まったくの余談だが、所幸則氏と野町和嘉氏の夫人は大学の同期生だ・・
他にも気になる作家はドキュメンタリストの野町和嘉(のまちかずよし)氏など沢山いるのだが、
ここのところ所氏の渋谷の風景写真がにぎやかしい、
昨年、所氏の写真展、所幸則『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』の案内など日記に告知させてもらったが、国内の評価は各所で好評な様子だし(シブヤ経済新聞他・・)、ヨーロッパでの展覧会や海外有名写真雑誌掲載などの声も聞こえてきた・・
広告写真の専門誌コマーシャルフォト1月号でも、モノクローム写真の特集記事があり、そこで所幸則氏の『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』の作品が掲載されている、インタビュー記事もあって、きっと読まれた方も多いことだろう。
写真は『渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠』というタイトルそのままに、現在、所氏の住んでいる渋谷が撮影対象になっている、
小生も渋谷は10代最後の頃から随分と徘徊したので馴染みの風景である「はず」だったのだが、正直なところ所幸則氏の視点(作品)から見えてくる渋谷には、妙な気分にさせられた。
昔から写真界には偉大な写真家アンリ・カルティエ・ブレッソンを形容する有名な「決定的瞬間」という言葉がある、
1枚の写真に込められた物語が、シャッターを切った瞬間で表現できた時、この言葉を使ってきたと思うが、、ブレッソンはまさにその名人だった、
ブレッソンの切り取る写真からは、シャッターを切った前後の時間、そして画面には映りこんでいない風景すら見えてくるように感じたものだ、
良い写真には、表現されるべき良い内容、見ていて美しいと感じる造形美など、いくつもの要素がふんだんに盛り込まれ、そうした気分を良くする要素や考えさせられる要素が多いものほど素晴らしい写真なのだと評価をしてきたつもりだ、
しかし、所幸則氏の「渋谷1sec(ワンセコンド)瞬間と永遠」からは、単なる1秒という物理的な時間的要素だけでなく、単なる動画的要素でもなく、「音」とか「音楽」に近い何かが取り込まれた印象を強く受けた、、
普段、人の多くが街を道を歩き、まったく意識無く気付くことなく通り過ぎてきた、(この渋谷に何気に実際にある)音や形を、所幸則氏の1秒なる時間の概念で撮りおろしているように思えてならない、、
写真界における「決定的瞬間」なる概念に、新しい解釈の「瞬間」が加わったように感じたのは小生だけだろうか、、
これまでの所幸則氏のファンタジー写真やポートレイト写真には、おそらく彼にしか撮り得ない(造り得ない)独特な世界を感じてきたが、今回の彼の作品『渋谷1sec』を通して、彼のこれまでの作品に違ったものを感じ始めている、、
個人的な楽しみが増えた(^^)
作家の写真には、こうして継続的に触れる事だなと思う、、
写真は所幸則公式WEBサイトで閲覧できるのでサイトを訪問されれば良いと思う、、
http://www.tokoroyukinori.com/
写真技法や写真機材等について興味があれば、所幸則のブログなど読まれれば参考になるだろう、、http://tokoroyukinori.seesaa.net/
まったくの余談だが、所幸則氏と野町和嘉氏の夫人は大学の同期生だ・・
Posted by JaM at 17:42│Comments(0)
│写真談話
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。