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2009年10月18日

所幸則写真展

所幸則氏の写真展が20日から開催される

写真集「1second」の出版記念もかねた、今年最後の彼の個展だ

10月20日(火)~11月1日(日)
目黒 ギャラリーコスモス
今年最大の個展 「渋谷1second 感染。写真展2」


シティバンク1写真



私は、彼がある日「彼の一秒」に出会った瞬間を、彼の日記などで、おぼろに(実ははっきりと)覚えている

いま、所幸則氏の発表した「渋谷1sec〜瞬間と永遠」以降、仕事や美術、芸術で写真と関わる多くの人たちの、時間表現の感覚が変わりつつあるように思う

といって何か目新しく不自然なモノができたわけじゃない

逆だ

写真の時間表現が対象物も含め、ひとつ垣根を越えて、我々「人」に近づいてきたのだ

そう、ありきたりで何度も言ってきた言葉だが
「より、リアル」なのだ

これから先、写真表現の世界は所氏の「1second」をひとつのきっかけに
よりリアルさを求める方向へ走り出すのではないかと思っている

それは、人が認知し得ない高速シャッターの瞬間や、3Dや超微細な再現力という意味では、もちろんないし、それらを何一つ否定するものでもないが

人々がそれぞれ、自分自身に求める「心地よい記憶」にきっと向かうだろうと思っている


いまや、写真誌の編集者や芸術家、音楽家や詩人、様々な分野の著名な方々が、所幸則「1second]を語りたくて語りたくてうずうずしている

そして所氏自身はといえば、渋谷に彼の分身を残しつつ、世界各地の「1second」に向けて動き始めている

今後、世界が注目することになる

おそらく「1second」が生まれたであろうあの日を知る数少ない人間としては、楽しくて仕方がない



お近くの方もお近くの方でない方も、写真学生もプロの写真家も、表現に関わるすべてのクリエイターさんたちも、しばし彼の写真世界で「あなた自身の時間を」過ごしてみてはどうだろう

私がそうであったように
自分の住む町の風景が
少し変わったことに気づくかもしれない

いま、所氏は進化の真最中だ
こうして表現者が進化する過程に立ち会うというのも、なかなかいい趣味だ



彼はあの日
何かしらの安らぎを求めて渋谷を徘徊していたのではないだろうかと思う

「腑に落ちる」という言葉がある

「1second」はどちらかといえば、インパクトの強い作品群だが
「安らぎ」という言葉が、妙に腑に落ちるのは何故だろう



【ニコニコミュニティ】所幸則 1sec (ONE SECOND)




・・写真展詳細は以下・・
・・彼からの案内状より・・
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「渋谷1second 感染」写真展2のお知らせ、
20日(火)の18時30分から、
「渋谷1second 感染」写真展2・・オープニングパーティー

お誘い合わせの上、是非いらしてください


【 渋谷1second 感染。写真展2 】

map画像

期日 10月20日(火)から11月1日(日)
目黒のギャラリーコスモス




いよいよ今年最大の個展「渋谷1second 感染。写真展2」がはじまります。



出展数も過去最大、しかも、音楽は徳澤青弦くんと近江健介くんという、まったく違うジャンルの音楽家が、僕の「渋谷1second」の写真からイメージして作ってくれた曲が交互に流れる。どちらも写真に合ってるのが不思議。好みは別れるでしょうし見て聞いた人が、どちらが合うか考えるのもおもしろいでしょう。

所幸則を映像で紹介するムービーもあるよ水谷充さん作!!

全体についての僕の文章と、ギャラリー21(バンティアン)のキュレータ・太田菜穂子さんの文章があります。まずは、それを読んでから鑑賞していただきたい。小説家でもある月森砂名さんが[ところ]の写真に対して編の寓話を書いて下さっています。音楽を聴きながらお読みいただきたいと思います。

さらに、素材とのコラボもしています。ピクトランバライタという紙と、ピクトランメタルという用紙を用い2枚並べての比較展示をしています。写真展では初の試みでないでしょうか。

そして、渋谷のコンシールで開催した「渋谷1sec〜瞬間と永遠」以降の渋谷の新作群に加え、「パリ1second」「上海1second」のロケハン時に撮ったものの中から一枚ずつ、予告編的な意味で展示しています。

世界6都市を1secondで封じ込めようとする企画が進んでいていますがこれはそれとは別です。もちろん、渋谷は僕にとって基本の街なのでずっと撮り続けますが、世界にも撮りたい都市は沢山あるのです。

そして、人とのコラボレーション。今回は写真雑誌の編集長クラスにも忙しい中お願いしましたが、それだけにとどまらず、建築家、医師、本屋さん、音楽家、キュレータ(現代アート)など多岐にわたる人と、トークショーで話すことになっています。


どういうことかというと、1secondを見て素晴らしいと思ってくれた方々と、時間や写真、都市について語り合うと面白いんじゃないか、視点が違っていろんな見方があると思ったからです。

トークショーイベントは、2週間にわたり金土日の6回も開催されますので、Webサイトをごらんになって、面白そうだなと思ったトークショーに是非お越し下さい。20日(火)の17時からはオープニングパーティーがあります。気軽におこしください。

☆ トークイベント ☆

10.23(Fri.)18:30〜Start
石田立雄(月刊キャパ編集長)
柳喜悦(クリエーターの為のブックショップPROGETTO)

10.24(Sat.)16:00〜Start
西森陸雄(建築家、工学院大学建築都市デザイン学科准教授)
若杉しんじ(内科医、わかすぎファミリークリニック院長、アートコレクター)

10.25(Sun.)16:00〜Start
深瀬鋭一郎(キュレーター、コレクター、美術評論家)
五野井郁夫( 日本学術振興会特別研究員 東京大学特別研究員)

10.30(Fri.)18:30〜Start 
坂田大作(玄光杜コマーシャル・フォト編集長)
徳澤 青弦(音楽家)

10.31(Sat.)16:00〜Start
ハービー山口( 写真家)

11.1(Sun.)16:00〜Start  
河野和典( 元「日本カメラ」編集長)
飯沢耕太郎(写真評論家)


ニコニコ動画生配信あります。
下記コミュニティを開いて頂くと、生配信中は、配信を見るというボタンが出てきます。
http://ch.nicovideo.jp/community/co60744


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